「ラストイデア」プレイレビュー

「ラストイデア」プレイレビュー

スクエニ発のトレジャーハンティングRPGです。
リリースから1ヶ月ほど経ち、ライトなハクスラと紹介されている記事が多いようです。
ゲーム自体にはやや難がある箇所が目立ちますが、遊びやすい作品ではあると思います。課金ガチャがなく、サブスクリプションを中心とした課金モデルとなっているのも特徴のひとつです。

トラブル続きの立ち上がり

リリース直後からゲームの重要な要素であるオークションに不具合があり、オークション機能が使えない状態が続きました。
さらに、GW期間中に行われたメンテナンスではAppStoreへの反映の問題で4/27から4/30までという長期間プレイできない状態に。

AppStoreの反映はリリースだけ見ると運営側の落ち度ではない気もしますが、お詫びの配布が行われました。少し気の毒。
オークション機能の不具合も現在は解消されて使えるようになっています。
トラブル続きの立ち上がりから、ようやく一通りの機能が使えるようになったのでプレイレビューします。

アニメ風な導入部分

最近のスマホゲームではオープニングなどにアニメーションを取り入れていますが、ラストイデアも例に漏れず各所でアニメーションが挟まります。

私は嫌いじゃありませんが、前提的な絵柄は若干古臭い印象を受けました。

選択肢の広いキャラクタービルド&育成

いわゆる外見にあたるキャラメイクにはじまり、装備やスキルなども含めプレイヤーが自由に選択できるシステムになっています。

基本を抑えたキャラメイク

お任せにするもよし、こだわるもよし、選択にはなりますが組み合わせはかなり多いです。
でもまぁ、選ばれやすい組み合わせはある程度決まってくるとは思いますが、遊びの要素があるのは良いですね。

外見は男女に始まり顔、髪型、髪、瞳、肌の色、そしてボイスも変えることができます。死霊スキルに合わせてゾンビっぽい感じにもできます。
アイテムが必要になりますが、性別以外は開始時に選択した見た目から大きく変えることもできます。

私はヘテロクロミアで藍色の長髪、お姉さんボイス(皆口裕子)にしました。少々外見と声の組み合わせに違和感があるけど気にしない。

 

装備は見た目だけ変更可能

装備に関しても見た目だけ反映できるようになっていて、気に入った装備の外見でプレイすることもできます。

見た目装備とは言え、魔法使い系が剣や斧を装備(逆も同様)することはできませんが、服装に関しては見た目専用の装備もあるので、武器類の見た目装備もそのうち出てくるかもしれませんね。
キャラメイクも含め、見た目の自由度はわりと高いです。

スキル構成によるビルドと育成の自由度も高い

スキルは初期でいくつか選べ、最初はそのスキルツリーを伸ばしていくことになります。

選択しなかったスキルもストーリーを進めていくことで開放され、初期スキル以外のスキルも使えるようになります。
1キャラクターで3種類までスキルを習得することができ、剣+盾+雷などといった魔法剣士っぽいスキル構成も可能で、異なったスキル構成を保存することもできます。魔法攻撃系と物理攻撃系など複数のビルドで遊べます。
スキル構成はゲーム内マネーで容易に変更できるので、スキルを中心に据えて育成したり、手持ちの装備に合わせてスキルを変えて育成するなど、状況やプレイスタイルに合わせて柔軟に育成できます。
自由度は高いのですが、有用なスキルは決まっているので、最適解を求めるとスキル構成が固定化されてしまうのはお約束です。

 

戦闘の操作は簡単だがカメラワークに不満

通称「スマコマ」というジェスチャーでスキルを発動させるのはわかりやすく、操作感も良好です。

 

戦闘の演出や操作感は良いのですが、カメラワークが悪い。
せっかくのジェスチャー操作の良さもカメラワークの悪さが全てを打ち消しています
移動がものすごくやりにくく、目的地に移動させることが困難なケースもあります。瞬間移動できるスキルがありますが、移動したい場所が画面外で飛べないことがよくあります。
戦闘中、マップは自由に動かせないのでため息しか出ません。

マルチ要素はプレイヤー数次第か

4人協力でマップを攻略できるのですが、現状はマッチングの待ち時間が長いためか、周回数を多めにしているプレイヤーが多いように感じます。

ちょっと1回だけとか気軽にマルチができないのは不便。
プレイヤーのレベルの分布なども関連するので、たまたま私のレベル帯がそうなのかもしれませんが、根本的な問題はプレイヤー数が少ないことにあるのではないでしょうか。

オークションが活発でない

不具合が解消されたオークションですが、あまり活発とは言えません。

売れるものが限定的

まだサービス開始間もないので、オークション用の通貨であるエメットの流通量が少ないとか、ユーザー数の関係もあると思いますが、入札される装備はかなり限られています。

売れ筋じゃないレジェンド(最高レア)の装備を最低価格で出してもほぼ売れ残り、エピック(レジェンドの次のレアリティ)に至ってはまず売れません。
ほとんどのエピック装備は自分で使うか、鍛冶屋でゴールドと素材に分解するしか使いみちがありません。
売れないレジェンドは分解して素材をオークションに出せばなんとかエメットにできるかも…といったレベル。
高レアの不要装備を処分するには鍛冶屋直行が最も効率が良いという、オークション機能自体の必要性に疑問を抱くレベルです。

欲しい装備は出品されているか?

さらに問題なのは、オークションのUIが悪い。使いにくい。

出品物のフィルター/検索機能が使いにくく、欲しい装備にたどり着くまでが面倒すぎます
レア度と装備箇所でフィルターして大量の出品物の中から探すか、文字検索で一本釣りをするしか方法がありません。
気にしだすときりがないのですが、複数ページあるのにページ表示が無いのもダメです。どこまで見たか、この先にどれだけあるかわかりません。
レベルでソート/フィルタできないのも不便で、装備にレベルやステータス制限があるのに、その場で出品物が装備可能かどうかがわからないのも問題です。
これでは、落札しても装備できないというオチになりかねません。
いちいちステータスを確認して、また探して…などとやるのは面倒です。
ウォッチリストはありますが、その場で迷わずすぐに買えるようにしておかないとオークションは活発にならないでしょう。そのための即決価格ですから。
このゲームの重要な要素のひとつであるオークションがこの有様なのは残念としか言いようがありません。

不安になる課金体系

挑戦的ではありますが、課金体系には問題がありそうです。
ラストイデアでは課金ガチャがないので、レアアイテムを取得するためにはスタミナを使ってマップを周回する必要があります。
そのため、スタミナ関連のブースト課金が中心になります。
また、効率よくレアアイテムを集めるためにレアドロップ率の高いトレジャーダンジョンの挑戦権の獲得も課金要素のひとつとなります。

ブーストのメリットがわかりにくい

サブスクリプションモデル自体は今の御時世珍しくは無いのですが、課金することのメリットがわかりにくいです。

例えば、スタミナブースト1は1,550円。
購入することで30日間スタミナ上限1.5倍+回復速度50%アップの効果を得られます。
ただ、有効期間が30日間というのは長すぎます
メリットがあることはわかりますが、自分がそのメリットを活かせるかどうかがわからないのです。
30日間1,550円が高いか安いかは別として、その期間ブーストされていても遊ばない/遊べない時間があれば損をしたと感じてしまいます。
これがもっと短い期間で相応の価格(例えば7日で300~500円とか)ならば課金もしやすいのですが、30日間はほとんどのプレイヤーにとって先のことを想像しにくい期間でしょう。

まとめ

悪い点が目立ちますが、ゲームとしての構成は良くておもしろい佳作です。

主に操作などのUIに関して残念なところが多いので、改善の余地があるように思います。前向きにとらえればもっと良くなるはずです。
課金については有効期間の選択肢が狭すぎるのは残念ですが、ガチャ依存からの脱却に大きくかじを切った課金体系は評価したいところです。
既存のガチャ課金ではガチャでレアアイテムを手に入れてからプレイすると効率が良いという流れですが、ラストイデアではプレイすることでレアアイテムを手にすることができ、効率よく手に入れるための手段として課金をするという流れです。

サービスが長く続けばどんどん良くなる可能性が充分にあります。
いまのところセールス的には突き抜けたものはありませんが、課金モデルが他のアプリと異なるので今後に期待です。

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