「永遠の7日」プレイレビュー

「永遠の7日」プレイレビュー

スマホゲームの周回ゲーを逆手に取ったタイムリープモノのアクションゲームです。
一気にグッと引き込まれるストーリーとキャラクターが魅力的なのですが、UIやシステムがわかりにくく、かなりクセの強いゲームです。

グラフィックはキレイでキャラクターも魅力的

オープニングはアニメーションで導入部分も作り込まれていて凝っています。

ストーリーの進行次第で一枚絵を獲得することができるのですが、そのイラストも申し分ありません。
アクションゲームの部分は3Dで描かれたキャラクターを操作しますが、これもキレイです。

キャラクターも魅力的で、中心となるアンとアントネーワはもとより、ストーリーに絡んでくるキャラクターもそれぞれ個性があり魅力的です。

わかりにくいUIとシステム

グラフィックの仕上がりとは対象的にUIとシステムはわかりにくく、非常にもったいない。

この画面のどこかに行動力が表示されているのですがわかりますか?
実は画面上中央の15:00の背景部分が行動力表示になっています。(この画像では行動力がMaxの状態)
青灰色っぽい背景がバーになっていて、行動力が減ると右側が黒くなり減っていることがわかります。ここをタップすると更に詳細が表示されるというUIになっています。
難しすぎる…
このような箇所は他にもありますし、タップできる範囲が小さすぎて押しにくい、文字が小さいなど、UIはかなり悪いです。

先ほどあげた行動力はシステムとしてもわかりにくい面があり、自分の行動力とは別にキャラクターごとに体力が設定されています。
最初は行動力の存在がわからず、体力があるのに何もできなくなったのが理解できずに混乱しました。

それと、ぜひ改善してほしいのは起動するたびにお知らせを見させられる点です。

一日一回見れば充分。

多すぎるプレイ要素

メインのストーリー進行とは別の要素として、所有しているキャラクターを育成できる資質試験、キャラクターやスキンを獲得できる記憶殿堂、黒門試験といった要素が存在します。
これらは行動力や体力とは関係なくプレイできます。
これらの存在がまた混乱に拍車をかけます。
当然ですがこれらの要素は所有キャラクターでしかプレイできません。
これらの結果はメインストーリーに直接影響は与えませんが、キャラを育成すればその状態はストーリーに反映されます。

しかもそれぞれの要素ごとに別々の通貨があり、それを集めるとアイテムと交換することができます。
欲張っていろいろ追加したらワケわかんなくなっちゃった感があります。

ただ、これが悪いかと言えば決してそうとも言い切れず、行動力が切れてやることがなくてもプレイできますし、それがキャラクターの育成につながるので一石二鳥。
スキマ時間を根こそぎ奪いに来るスタイルです。

戦闘はやや単調で一部放置も可能

戦闘に関してはほぼ自動で、移動とスキル発動のタイミングをプレイヤーが判断するだけの手軽さでスマホで遊ぶにはちょうど良い感じです。

戦闘はオートもあるので、放置しておくこともできます。
黒門試験は報酬を貰える限界まで放置推奨。

ステージによっては、キャラクターチェンジやスキル発動をうまく使うと難しい戦闘も乗り越えられたりするので、手軽なだけではない部分もあります。
難易度の高い戦闘ではプレイヤーの技術が問われる場面もありますが、基本的に逃げ撃ちが有効なので、遠距離攻撃系のキャラクターが有利なバランスです。
それでも、キャラクター自体の強さを上げるほうが手っ取り早いことのほうが多いのはお約束。

一気に引き込まれ、一気に飽きる

キャラクター、ストーリー、システムがうまく連携しあっていて、ゲームとしては面白い。
最初はその世界観やストーリーに引き込まれ、どんどん先へと進みたくなる気持ちに駆られます。

ただ、私の場合、それは長く続きませんでした。

メインキャラクターであろうアンとアントネーワの攻略が済んで、他のキャラクターの攻略や別ルートなどをぼちぼちと進めていたあたりから急速にモチベーションが失われました。
7~8周くらいプレイしたあたりからでしょうか。

前回と違うエンディングを目指そうと思っても、途中まで同じことを繰り返さなくてはならず、それが面倒になってきたのです。
次の1周も同じようなことをやるのか…と考えると、モチベーションが失われ、新鮮さが一気になくなります。
アンとアントネーワ以外のルートもいくつかあるようですし、CGの収集などやることは多く用意されています。
キャラクター数も多いので、各キャラクターを攻略するというのが周回する意味になってくるのですが、結局やることはエリア解放~巡回、建設、開発なのです。
周回時に単純作業ではないけども重なる部分が多すぎて、単純作業以上の面倒な作業感があります。
さらに、ストーリーでうっかり選択を間違えたりすると悲惨。
その周の残りは消化周回にしなくてはならなくなることもあります。(周回スキップもありますが)

難も多いが挑戦的で好みが分かれる

スマホゲームですが買い切りのゲームのようなシステム。
その周辺にいわゆるスマホゲーム的なガチャや時間短縮などの課金要素が追加されており、コアな部分はスマホゲームらしさがありません。
UIや周回のシステム、分岐するストーリーラインの種類など、難のある箇所も多いのですが、それらを補うものも用意されています。
キャラクターも魅力的で、スキンあり、育成要素もあり、考えられるものはひと通り揃っています。
課金要素も露骨ではなく、急がないのであれば課金する必要性も薄いでしょう。
中国産スマホゲームはいろいろな面で国産スマホゲームとは違うということを強く感じさせるゲームです。

ゆるく長く、ずっと遊び続けることもできそうなのですが、何をモチベーションにするかによってすぐ飽きるか、ハマり続けるかが別れそうです。
私はストーリーを追っていたので、何度も同じことをやらされ、選択ミスで残り期間が無駄になるケースがあり、シビアなシステムに耐えきれなくなりました。
ストーリーは追加されていくようなので、追加されたら再開する…かも。

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