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レノボがゲーミングPCのサブスクを始める

はい、これは残価設定ローンです。

ゲーミングPCサブスクリプションならスグゲー Lenovo Legion |レノボ・ジャパン

メリットはあるのか?

私はないと思う。

残価設定ローンについて

まずは残価設定ローンについて軽く。プロじゃないので間違っていたらご指摘ください。
残価設定ローンといえば、自動車では比較的よく使われていると思います。
自動車は高額なので、多くはローンを組むのが一般的で、コツコツお金をためて一括払いをするケースもあるでしょう。その他の選択肢として残価設定ローンが出てくるといったところではないでしょうか。
自動車で残価設定ローンを組む場合のメリットはこんなところ。

デメリットはこんなところでしょうか。

PCで残価設定ローンを組むことのメリットは何か?

自動車の場合を踏まえてPCで残価設定ローンのメリットを考えてみます。

この辺を考えると、常に最新スペックのゲーミングPCを使いたいヘビーユーザー向けのサービスと考えられそうですが、最大の問題があります。
それほど安くない。

実際の費用など

相変わらず4Gamerさんの記事が金額まで書かれていてよくまとまっているのですが、最安はエントリーの2年契約で月額5,900円です。

LenovoがゲームPCレンタルサービス「スグゲー」を開始。ゲームPCと周辺機器のセットを月額5900円から借りられる

これにDMM GAMESの遊び放題利用権がついてきます。
ちなみに、DMM GAMESの月額は980円。

GAME 遊び放題 – DMM GAMES

コーエーテクモや日本ファルコムのタイトルを中心に、遠い目になるラインナップといったところでしょうか。
ざっと見た感じだと最新スペックのPCで遊ぶようなタイトルではありませんね。

具体的な費用を計算してみる

エントリー2年契約と購入する場合との費用を比較してみましょう。
まずはスグゲーでカートに入れてポチッと。


217,600円。
えぇ…?5,900×24で141,600円ではないのですね…支払額との差額の76,000円が残価設定ということでしょうか。(間違っていたらご指摘お願いします)
スグゲーのLegion 550iの商品ページはありますが、現在直販はしていないようなので、金額の近いゲーミングノートで比べてみましょう。(2020/8/21現在)

それでは、主要スペックを比較してみましょう。

スグゲー Legion 550i直販 Legion Y7000
CPUCore i5-103000HCore i7-9750H
メモリ16GB DDR416GB DDR4 
ディスプレイ15.6型 広視野角 300nit 144Hz15.6型 FHD IPS液晶(144Hz)
ビデオチップGeForce GTX1660TiGeForce GTX 1660Ti
ストレージ512GB SSD1TB SSD
その他Lenovo Premium Care
ゲーミングマウス
7.1ch対応ヘッドフォン
DMM GAMES遊び放題利用権

スグゲーのモデルのスペック詳細まではわかりませんが、違いらしい違いはCPUとストレージ、付属品でしょうか。
直販モデルはもう少し出せばRTX2060へのアップグレードもできます。
ベンチマークを見ると1世代前ながらも、さすがにi7-9750Hのほうが若干性能が高いようです。
SSD容量が半分なのは痛いですね。ゲームは容量を食うので大きいに越したことはありません。
サポートとヘッドフォン(11,880円)とマウス(7,150円)が付いてくるので、性能を取るか付属品を取るかという選択肢もありますね。

比較の結果

今だと直販で金利0%でローンが組めるので、スグゲーを使うなら直販モデルを買ったほうが…という結論ですかねー
残価設定ローンでも審査はあるでしょうし、この金額のローンが組めないのならどちらでも通らないでしょう。
一括で買えるなら直販モデルを買えば良いですし、あえて残価設定ローンを使う理由が見つかりません。同じくらいの支払いで自分のものにできるんですから。

それよりなにより、使い続けない場合は返却となるし、使い続けたい場合は残価を詰めなくてはいけないのはかなり痛い。
PCは汎用デバイスなので2年間ゲーム専用機として使うことは考えにくいです。
スグゲーで2年間経ったあとに、使い続けたPCを手放して乗り換えるのも大変、残価を詰めるのも大変でしょう。

ハイエンドモデルでは?

エントリーだけでは不公平なので、デスクトップのハイエンドモデルも軽く確認。

プレミアムパッケージプラン(デスクトップ:Legion T750i)が月額支払10,300円x24ヶ月で支払総額は247,200円。
全く同じモデルが直販ではなかったので、i7/16GBのモデルで。
本体 T750i:207,412円(i7/RTX2070SUPER/16GB/SSD512GB/HDD2GB)
モニタ G24-10:16,720円(同時購入の価格)
ヘッドセット H500 PRO:10,098円(同時購入の価格)
マウス M500:7,150円
キーボード K500:13,200円
総額:254,580円

スペックの違いはありますが、だいたい同じくらいの金額ですね。
周辺機器だとモニタがワンランク下のモデルになりHDRに対応していないっぽいです。
ベンチマークではi7とi9の性能差はそこそこあるので悩ましいところですが、周辺機器を省けばi9/32GBのRTX2080SUPERでも同じくらいになっちゃうんですよね…

結論

素直にローンを組みましょう!

スグゲー最大の罠は2年後(あるいは1年後)に待っているといえます。
自動車は買ったときのまま使い続けることができますが、PCは同じハードでもユーザーそれぞれの環境にカスタマイズして使われます。
PCも陳腐化するのでずっと使い続けることはできません。
でも、一度スグゲーを使ったらそのまま更新していくか、いずれかのタイミングで新しいマシンを買うハメになる可能性が高いです。買取は明らかに損ですからね。
新しいマシンを買う場合は、レノボから良い条件が提示されるという可能性は高そうですけども。

どうでもいい話ですが、やっぱりPCにステッカーとか貼りたいじゃないですか?え、そうでもない?
ちなみに、スグゲーだとステッカーを貼ると減額対象。
キズはもちろん、ドット抜けも程度によっては減額。
2年程度なら大丈夫だと思いますが、キートップの印字が消えてると減額。
減額されることを考えると、精神衛生的にPCを残価設定ローンで購入する気には到底なれません。

ほとんどの場合、素直に分割ローンで買うほうが良いと私は思います!

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