いわゆる300円ショップで売っている2,000円のネックワイヤレススピーカー。
残念ながら硬貨3枚では購入できませんが、安価でチャレンジできる価格設定です。
機能的には充分ですが、音質は価格相応で残念な感じです。
基本スペック
まずはざっと基本スペックを。
価格 | 2,000円(税込2,200円) |
Bluetooth | Ver.5.0 |
対応コーデック | 不明(SBCでの接続は確認) |
充電ポート | microUSB |
外部入力 | TF(SDカード) USBドライブ 3.5mmAUX端子 |
再生時間 | 4時間 |
重量 | 221g |
公式サイトの商品ページ:3COINS
外観
シンプルな外箱。
3COINSはそこまで商品数が多くないので、簡単に見つけられると思います
裏面はモロにプラスチックですが肩に乗せてしまえば見えないし、人に見せるようなものでもないので必要充分かと思います。
装着感ですが、実際には服の上から装着するので裏面がプラスチックでも気になりません。
筐体がプラスチックで硬いので、広げたりねじったりといったことはできません。
よほど首が太い人でない限りは問題なく装着できますし、軽い上に肩に乗せるので装着感は良好です。
操作性
装着した際に右肩側にある記号(>+-M)はボタンになっていて、再生、ボリューム調整といった操作がここでできます。
ピンぼけ&ホコリだらけの写真になってしまってスミマセン。
パッと見るとロゴみたいなんですが、操作ボタンです。
乗せたときに右側に来ますが、この位置だと右手で操作するのは若干ツライ。左手で操作すれば問題ないんですが、少しモヤッとするポイントです。
その他インターフェイスも右肩側にまとまっています。
左からTF(SDカード)/USB、充電のmicroUSB、3.5mmのAUX、電源ON/OFF。
充電ポートの隣の2つの穴はマイクかな?
正直、SDカードとUSBポートはいらないんじゃないかな…
JBL SOUND GEARと比較
以前購入したJBL SOUNDGEAR BTAとざっと比較してみます。
価格が全く違うので、その点は念頭においてください。
※参考 JBL:17,000円前後(価格コムでチェック、2020/9/24現在)
外観・重量
見た目、サイズ感ともにそっくり。操作ボタンの位置が違うだけでほぼ同じデザインです。
首の後のくぼみはエンブレムを取り付けられるようにしてあるんでしょうか…?
装着感
見た目は近いのですが、重量には違いがあります。
3COINSは221g、JBLは370gと150gの差があります。適切な例えかわかりませんが、お米1合の違いです。
持った瞬間に明らかにわかるレベルで重さが違いますが、肩に乗せてしまうとそこまで違いを感じません。
入り口に関しては、重ねてみると微妙に3COINSのほうが広くなっています。
ただ、JBLはしなやかな素材でできているため、少し広げることができるので装着時はどちらも変わりません。
音質
これはモロに価格の違いが反映されています。
当たり前ですが、圧倒的にJBLのほうが高音質です。特に低音の違いは顕著です。
3COINSは低音スカスカ、全体的に厚みがなく薄っぺらでAMラジオを聞いているような音質です。
音楽や映画鑑賞、ゲームなどの用途には少々厳しいでしょう。
テレビやYouTube、Podcastなどの会話中心のメディアであれば充分に満足できます。
私も在宅作業時に3COINSでPodcastを聞きながら仕事をしています。
ネックワイヤレススピーカーという商品自体が単純に便利で、イヤホン/ヘッドホンのように外の音を遮断しないので在宅作業にはピッタリです。
機能
無線での接続はBluetoothのコーデックがSBCでしか繋げられないので、遅延が酷いです。APT-X LL対応のJBLとは比較になりません。
ただ、3COINSの良いところは3.5mmプラグのAUXが付いているところです。
ケーブルによる制限はありますが、AUXで接続すれば遅延とは無縁なのは強みです。
私もAUXが付いているのが買ってみた理由のひとつです。
まとめ
用途を限れば充分に使えます。価格を考えるとお買い得感は強いです。
無線・有線のどちらでも接続できるため、接続する相手を選びません。音質を気にしないならゲームや映画などでも便利に使えます。
私はPSVRで遊ぶときにAUXで接続すれば色々快適なんじゃないかと思ったのですが、予想以上に音質が悪かったのでJBL+APT-X LL対応のBlutooth送信機という組み合わせに落ち着きました。
JBL SOUNDGEAR BTA付属の送信機はバッテリーを内蔵していないので、PSVRだと使いにくいんですよね…