JBLの肩掛けタイプのスピーカーです。
肩掛けタイプのスピーカーといえばSONYが有名ですが、お高いのがネック。ネックスピーカーだけに。スミマセン…
JBLのものも決して安くはないのですが、Aptx-LL対応で値段もそこまで高くなかったので思い切って購入しました。
主にゲーム用途で使っていますが、快適。ほんと快適。
正直、買う前は不安もありましたが、買ってよかった!

箱と外観など

この手のことは他で嫌というほど書かれているのでサクッと軽めに。

配送の問題か、角がちょっと潰れていたのが残念ですが、私は箱コレクターではないので気にしません。

サイズ感

SOUNDGEAR本体は広がったり曲がったりはしないので、首がすごく太いと入らないってこともあるかも…?
一般的な体格だったら全く問題ありません。

本体とiPhone7です。
入り口の部分が若干狭くなっていて小さそうに見えますが、案外すんなりと入ります。思っているより人間の首って細いんですね。
一度装着すれば、それなりの時間つけっぱなしですし、外す必要もないので首が通ればOKでしょう。
手に持ったときは意外と重いかも…と感じましたが、肩に乗せてしまえば気になりません。
装着したままトイレに行っても、音が鳴り続けているのは面白い感覚ですね。

送信機

私が購入したのはBTAなので、送信機もついてきています。
送信機はアソートのビスコの袋と同じくらい…ってわかりにくいですかね。

バッテリーは内蔵されていないみたいで、USBで給電していないと使えません。
持ち運ぶ用途のデバイスではないので割り切りは必要でしょう。
あまり触るものでもないので、さほど気にはならないと思いますが、 写真を見てのとおり指紋が付きやすいです。

音質

最初は今まで経験したことのない、うわ、何だこれという感覚でしたが、すぐに慣れます。音の出どころが首の後ろあたり、うなじの下辺りから音が聞こえてくる感覚です。
低音はさほど強くはないのですが、しっかりと聞こえますし、微妙に振動するのでスカスカ感はありません。
ボリュームを上げても音割れすることもなく、スゴく良いってほどでもありませんが、かなり満足です。

音漏れ

音漏れはします。
構造上スピーカーが露出しているので当たり前といえば当たり前です。
普段使うレベルのボリュームでも、隣にいれば何を聞いているかわかるレベルで音漏れします。
あまりしないと思いますが、音漏れを気にしながら外で使うならボリュームを結構絞らないと無理でしょう。
自分ひとりが満足するくらいまでボリュームを上げても、大音量で聞こえるのは自分だけなので、夜中に音楽聞いたりゲームしたり映画見たりしても大丈夫です。
さすがに同じ部屋でやられると、中途半端に聞こえてくるので煩わしく感じるかもしれませんが。

ゲームで使ってみた

さて、主目的であるゲームでさっそく使ってみました。
情報として音が重要だと思われるスプラ2、APEX、デレステで試してみました。

スプラトゥーン2

やや後ろから音が聞こえてきますが、敵が近づいている音も方向もきっちりとわかります。
射撃やイカセンプク、移動の音もハッキリと聞き取れてプレイしやすいです。
音楽も良いゲームなので、相性が良いですね。
ジャイロでエイムするゲームですが、SOUNDGEARなら多少動いても問題なく、無線接続なので快適です。
ゲーム自体の遅延は別として、Bluetoothにありがちな音の遅延は全くありません。

APEX LEGENDS

打って変わってFPS。PC版でプレイしました。
遠くの銃声の方向もわかりやすく、敵の足音も聞き取れます。
左右の足音はもちろん、上からの足音もわかります。
悲しいのはそれがわかったとしても良い結果が残せるとは限らないところですね…
比較的音の遅延に関してはシビアではないゲームだと思いますが、音の方向がきちんとわかるし、遅延も感じないので快適です。
隣で話をしながらゲームをできるのも良いですね。

デレステ

遅延が命取りとなる音ゲー。
結論から言えば、遅延はありません。
厳密には遅延しているんでしょうけど、認識できるレベルじゃありません。自分が遅れてるのかSOUNDGEARが遅れてるのか区別できません。
これで遅延があるとか言う人はよっぽど思い込みが激しいか、自分が特別だと思うタイプか、人じゃないかのどれかでしょう。(aptX-LLの遅延が40ms=0.04秒未満なので認知できないようです)
iPhoneでプレイしましたが、Lightning-3.5mmの変換ケーブルで送信ユニットと接続しなくてはならず、無線のメリットを活かせないので微妙な気持ちになります。
aptX-LL対応のAndoroid端末ならば SOUNDGEARと直接接続できるので、完全無線な快適環境でプレイできると思います。

デレステ(SBC/AAC接続)

比較のためにiPhoneと SOUNDGEARをBluetooth接続(SBC)してプレイしてみましがが…ゲームになりません。遅延ひどすぎ。
AAC接続は対応したBluetoothイヤホンを使って試してみましたが、SBCと大差なし。ゲームにならないレベルの遅延でした。
やはり音ゲーはaptX-LLレベルの低遅延コーデックじゃないとダメですね。

AppleもAppleArcadeなんてゲームのサブスクリプションサービスを提供するくらいなんだから、iPhoneでも低遅延コーデックをサポートして欲しい。ゲームと音楽/音の関係を甘く見てるんじゃないかと思います。
iPhone11になってもAAC止まりというガッカリ仕様ですからね。 大失敗してコケて痛い目に遭うと良い。
Qualcommとの関係があるとはいえ、ずいぶん前から3.5mmジャックなくしたんだからしっかり対応すべきでしょう。

ニッチだけどゲームで使うには最高

ぶっちゃけ、肩掛けタイプのスピーカーって用途があまり思いつかないデバイスです。
ヘッドホンすりゃ良いじゃんという結論に至るからです。
ただ、ゲームをするときは最高に良いです。
長時間のプレイでも疲れにくいですし、何より耳が痛くなりません。 メガネ利用者の私にとっては最高です。
また、ヘッドホンだと耳をふさいでしまうので、隣でなにか話していてもわかりませんし、スピーカーだと5.1chや7.1chだとしても 位置がつかみにくいことも多いです。
その点、SOUNDGEARならばヘッドホンに近い感覚で音の位置をつかめる上に外部からの音も聞こえます。
APEXをプレイしていて、この武器とどっちが良い?とか隣で相談しながらプレイできたのは初心者の私にとってはありがたかったです。
PCを並べて二人で同時にプレイするときでも、面倒な設定なしで話しながらプレイできるので楽です。
無線接続で音と一緒に移動できるので、とりあえずマッチングしといて決まったら戻ってくるみたいな使い方もできます。
PSVRとの相性もバツグンに良いのですが、我が家では5.1chスピーカー環境のほうが快適なので爆音前提でスピーカーで遊んじゃいますね。
ヘッドホンよりも自由度はかなり高いですが、そのためだけに買う価値があるかは人によるとしか言いようがありません。
私も子どももとても気に入って使っていますが、使ってみないと便利さがわからないタイプのデバイスだと思います。

ちなみにゲーム以外の用途でも、aptX-LLに対応していない機器でも接続して使えます。 音楽など遅延が気にならない使い方ならば問題ありません。
スマホなら電話の応答もこれ一台でできるので便利です。

おもに みみみ

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