[アビス・ホライズン]レビュー
2018/6/28にリリースされたスマートフォン向けのゲームアプリです。
巷では艦これのパクリゲーと言われているようですが、はたしてどうなのか?実際にプレイしてみました。
ファーストインプレッション
艦これに似ていると言っても、アーケードの艦これ(艦これAC)の方ですね。
確かに似ています。
特に戦闘に関しては、「艦これACのスマホ版です」と言われたら、パッと見たらなるほど…と納得してもおかしくないくらい似ています。敵のデザインとかね…
キャラクターのモデリングは少しテカリが強くてやや荒い感じですが、ビジュアル面はキレイにできていると思います。
多様な遊び方がある
戦闘、育成、コレクションと多くの要素があり、プレイヤーがそれぞれの遊び方で楽しむことができます。
戦闘は何種類か有り、育成にも多くの要素が存在しています。
戦闘については後で触れるとして、育成はレアリティが★1のキャラクターでも育成していくと最終的には最高レアリティまで育てることができます。
また、スキル、改造に加え、装備の変更はもちろん、装備強化、改造と育成要素が豊富にあります。
艦これ同様に、建造、装備開発もあり、ガチャ要素も抜かりなくきちんと盛り込まれています。
キャラクターの名前は第二次大戦当時のままの艦も多いのですが、装備はミサイルやジェット戦闘機など現代兵器も登場します。艦これのように当時の世界観をベースとしておらず、ぶっ飛んだ世界観になっています。
当時の艦名を使う必要はない気もしますが、オリジナルでイチから考えるよりは簡単だからでしょうか。
戦闘は少々難あり
若干操作性が悪く、思うように移動させるには慣れが必要です。
また、戦闘の種類がいくつかある上に、疑似ターン制のような戦闘システムも最初は戸惑います。
戦闘は全体的に攻撃を避けにくく、被弾しながら殴り合う形になりがちです。やられてしまっても艦のロストはないようなので、その点は安心です。
疾走しながらアイテムを集めるステージでは、ただ進むだけではなく陣形を変えることにきちんと意味をもたせており、よく考えられていると思います。陣形の変更にフリックを使うのは軽快で気持ちが良いです。
演出も含めて艦これACにそっくりですが、意外と独自の要素があります。
ちなみに、このゲームのオートはなかなか賢いので、操作が面倒だったり苦手な人でもオートで充分戦えます。
ゲーム以外の要素
休暇で艦姫(艦これでいう艦娘)を眺めたり撮影することができたり、試していませんがARもあるようです。
スマホの場合、VRも良いのですが操作の問題があるので、ARの方が向いている気がします。
ちなみに、休暇は微妙なアングルでの撮影が可能で、アップルから怒られそうな気がしないでもないですがリリースできているのでOKなのでしょう。
出撃も単に敵を倒しに行くだけでなく、ストーリーがあり、クリアするとキャラクター同士の会話が展開されます。
ちゃんと読んでないのでシナリオは覚えていませんが、各キャラクターの性格や特徴などもわかります。進めていくとなかなかクリアできないマップが出てきて、ストーリーが途切れ途切れになってしまい、話の展開のテンポが悪くなるのは残念です。
総評
艦これACのパクリと言い切れない程度にはごちゃまぜになっています。
戦闘画面に関しては艦これACに酷似していますが、システムはそこまで似ていません。むしろなんで艦これACに寄せちゃったのかなー
戦闘は艦これACよりスピーディーですが、被弾が多く爽快感に欠け、ロストがないのも相まって緊張感はありません。操作していてもあまり楽しくないので、戦闘はオートが基本でしょう。
疾走するステージではオートが使えず、思うように動かせないところがストレスになります。
やること、できることは多くあるので、育成とコレクションをメインとして遊ぶのが最も楽しめるのではないでしょうか。私個人の感想としては、ファンキルと艦これACを混ぜて薄めた感じ。わかりにくいですね…
ゲームとして面白いかと問われると戦闘に関しては微妙なところ。
ただ、現実の世界観にとらわれない発想は面白いです。信濃から発艦するジェット戦闘機なんて、自由な発想で面白いと思います。
艦これも色々な方面でパクリっぽいゲームが出ていて、人気のある証拠だと思いますが、さっさとスマホで遊べるようにすれば完封できたんじゃないかなー